香川県仲南町(現在はまんのう町)
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私がコレクションしてきたマンホールは、原則としてデザインに地域特性が表現されているものに限定している。当初は幾何学模様のものであっても、真ん中に市町村の章が入っているものは市町村独自のものと考えて、すべてを集めていた。しかし、これでは市章や町章、村章を集めているにすぎないと気がついて、幾何学模様のマンホールについては写真に撮るのを止めた。ここに掲載の写真は高松市にある幾何学模様の一例である。私がこれまでに高松市内で見つけた幾何学模様は14種類もある。
逆に地域特有の個性的なデザインは円形のマンホールだけでなく消火栓や水道栓などの小型の蓋に描かれているものがあるので、これについては集めてきた。
全国の市町村ごとに独自のオリジナルデザインが作られたいきさつについては「日本グラウンドマンホール工業会」のホームページに次のように掲載されている。
「昭和60年代になり、当時の建設省公共下水道建設専門官が下水道事業のイメージアップと市民アピールのために各市町村が独自にオリジナルデザインマンホールにすることを提唱したことから、デザイン化が進み始めた。」
と書かれていて、国の推奨があったことがうかがえる。
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平家物語の屋島檀ノ浦の戦いで、扇の的を射る那須与一がデザインされている。背景の台形状の山は屋島。
歴史的史実をマンホールのデザインに使っているのは全国的に見ても大変珍しい。
このデザインが描かれているマンホールは、次の10種類を見つけている。カラー版は高松駅近くや商店街に数多く設置されていて簡単に見つけることができるが、「たかまつし」の文字が鮮明なものは少ない。
(*は写真掲載のもの)
①カラー直径60cm用途表記なし*
②背景白色 直径60cm 「あめ」*
③背景白色 直径60cm 「げすい」
④背景小豆色直径60cm「げすい」*
⑤一般 直径60cm 「あめ」
⑥一般 直径60cm 「げすい」*
⑦一般 直径60cm 「おすい」
⑧一般 直径40cm 「おすい」
⑨一般 直径40cm 「げすい」
⑩一般 直径33cm 「おすい」
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趣味の始まりは偶然、なにげなく、ふとしたことがきっかけになることが多い。平成20年の秋に女房と石川県の能登半島に行き、観光地として有名な輪島朝市を散策していたとき、足元に絵が描かれているマンホールを見つけて、何気なくデジカメのシャッターを押した。それまでマンホールに興味を持ったことは無かったし、ましてやマンホールに絵があることさえ全く知らなかった。
旅行から帰って写真を整理していて、輪島市で撮ったマンホールのデザインに魚が入っていることに気が付いた。釣りを趣味としている私(現在 香川県釣り団体協議会の会長をしている)は、そのことで一気にマンホールのデザインに興味を持つようになった。
インターネットで調べるとマンホールのデザインをコレクションしている人がたくさんいることが分かったが、ほとんどの人が四国についてはごく少量しか掲載しておらず、四国のマンホールを網羅的に掲載している人についても、よく調べると少しずつ掲載しているマンホールが違っていて、四国のマンホールのすべてを集めている人はいないらしいことが分かった。
また、インターネットに掲載されているマンホール写真の中には、雨で濡れて折角のデザインが台無しになっているものもある。
私は釣りを趣味としていて、四国中の釣り場を走り回っているので、釣りに行くついでに四国にあるすべてのデザインマンホールの写真を撮ることを思いついた。釣行の前後に釣り場近くの市町村に寄り道してはマンホール探しを続けていると、インターネットで公開している先人のだれもまだ見つけていないデザインのマンホールがいくつか見つかった。このこともマンホール探しに拍車をかけた。
マンホールの写真を撮り歩くうちに、そのデザインはそこの市町村が誇りに思っていること、自慢したいことが凝縮していることに気づいた。平成の市町村合併で合併前の市町村区分が分かりにくくなっており、旧市町村の特性が薄れつつあると感じる中で、合併前の地域特性を表現したデザインが貴重なものに思えてきた。
現在の地方自治体の財政状況を考えると、今後新たなデザインのマンホールが大幅に増えることは期待できないように思われる。是非とも市町村が合併されて年数が経っていない今のうちに記録として残しておくことに意義があるのではないかと思い、今回公開することにした。
撮影したマンホールを香川県から順番に、徳島県、高知県、愛媛県の順に掲載している。県別の最初は県庁所在地の市とし、その後は合併前の市町村も合併後の市町村も含めてすべてあいうえお順に掲載している。
マンホールが合併前に作られたものか、合併後に作られたものかはデザインに入っている市章、町章、村章で判断した。したがって市章が違えば同じデザインでも合併前の市町村と合併後の市町村の両方に掲載している。
なお、四国の隅々まで車で走りデザインマンホールを探してきたが、私が見つけることが出来なかっただけでここに掲載していない市町村に存在している可能性は否定できない。
マンホールは各市町村や県などが管理しているが、合併後は地域全体を管理するための組織の統合が行われ、合併前の市町村のことを知らない職員が増えているように思える。このため、役場の倉庫に置かれていることが多いカラー版については、見つけられなくても本当に実在しないのか、それとも実在しているが見つけられないだけなのかが分からなくなりつつあるのが現状であるように思える。
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