2017年3月16日 (木)

おもしろ事典「ヘチ釣り」

Cimg0745波止や磯などでの水際を釣ること。
へ、ち、で説明すると、「へっぴり腰で身をかがめ水際には、近づいてはいけない釣り」

グレ狙いのヘチ釣りは、サラシのあるところで、ハリスを磯に這わすようにして流す。釣堀でもヘチ釣りが有効である。また、波止でのチヌ釣りにもヘチ釣りの変形がいくつかある。

魚にとってヘチは隠れやすい安全な場所であり、安心してエサに食いつく。魚が実際にそう思っているかどうかは別にして、少なくとも釣りキチはそう信じている。それに、ヘチ釣りは魚にとってハリスが見えにくいとも信じている。

つづく・・・。

しかし、グレ釣りの場合、本流に乗せてジワーッと流していきたいと思うのが一般的である。

その中で、釣友のただひとり、いつも磯際を狙うヤツがいた。沖の方が絶対にいいと思える状況でも、彼はまず第一投は磯際と決めていた。

過去にたった一度だけ、全員がほとんどボウズだったときに、磯際を狙っていた彼がちょっとだけ良型が釣れたことが災いしているらしい。釣りは一度でもいい思いをすると、パチンコや競馬と同じようにいつまでも忘れられないもの。いってみれば、釣りはギャンブルだもんなあ。

3月 16, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月 7日 (火)

おもしろ事典 「イモダンゴ釣り」

Tinu6284m香川県を中心にした、チヌの釣り方。サツマイモをふかしてつぶし、さらに色々なものを混ぜる。
これをそら豆程度の大きさに丸めてダンゴを作り、ハリにつける。ウキ釣りで1回流すごとに竿をしゃくってハリからエサを落として撒き餌にする。
「いろいろと混ぜ、もっと混ぜ、ダンゴのご馳走を作る釣り」

イモだけなら話は簡単なのだが、これにニンニク、ごま油、ハチミツ、焼きザケなど、いろんなものを混ぜる。ニヤニヤ、ニタニタしながら、こっそりと秘薬作りに狂う。

思いつくありとあらゆる材料を、いろいろ比率を変えて、チヌが狂ってくれるだろうエサ作りに、チヌ釣り師が狂う。ニンニクやゴマ油は分かるとしても、焼きザケを混ぜるとどんな理由で効果があるのか、思いつかない。

つづく・・・。

イモダンゴ釣り名人に聞くと「お前だから特別に教えてやる。絶対に内緒で他人に口外してはいかんぞ」と、重々しく教えてくれたのが、この焼きザケである。毎年大物チヌを数多く釣っている名人の言葉だから、ウソはないはず。

私は身の危険を顧みず、ここで広く口外することにした。もし私が不審の死をとげたなら、この記述が貴重な証拠になる。ふふ。

今年の夏も、高松港でどれだけのサツマイモが撒かれただろうか。考えるだけで、お尻からボワーンと音が出そうである。

3月 7, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月23日 (木)

おもしろ事典 「浮かし釣り」

Ucimg9759浮かし釣りとは、魚を撒き餌などで上層に浮かせて釣ること。う、か、し、釣りで説明すると、
「ウッフッフ、かくれ根から出てきおったな、しめたと思う釣り」

魚だって人間と同じで、安全で居心地のいいところから危険が多いところに出てくるには、それなりの理由がある。海底の岩場は安全だが、上層は隠れる場所がないので危険が多い。

そこで撒き餌登場である。うまそうなエサが上層でフワフワしていると、居心地もクソクラエになる・・・、と思う。魚が浮いてくると釣りやすくなるし、入れ食いの可能性も高くなる。

つづく・・・。

恋愛をすると、男も女も「どうでもいいわ。好きだから。何もかもクソクラエ、エイヤッ」と結婚を決意する。この場合、何のエサに浮かされたかは、万人それぞれである。

たいていは男性が女性を浮かしたつもりが、男性が浮かし釣りされていたと気付くまでに、3日とかからない。結婚をして何年もたっているのに、いまだに自分が浮かし釣りしたと思っているアナタが男性なら、それはそれは、幸せなことです。ケウです。

2月 23, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月17日 (金)

おもしろ事典「スレ釣り」

Dajyocimg2641魚の口以外のところにハリが掛って釣れること。
「すまないと魚に思うが、れっきとした釣果になる釣り」

スレで掛かると、魚の引きが倍以上に思えるほど、強くなる。磯でアイゴを釣っていると、ときたますごい引きにあう。こいつはどでかい大物だと慎重に寄せると、腹に掛ったアイゴが横向きになってあがってきてがっかりする。

アイゴを掛けるとゴンゴンと小刻みに引くので、アイゴだとすぐに分かるのだが、スレで掛かるとゴンゴンが弱くて引きが強いので、スワッ大物とだまされる。

つづく・・・。

ウキにちゃんとしたアタリがあって合わせたのだが、どうしてスレで掛かるのだろうか。掛けた魚がウキにアタリを見せた張本人いや張本魚なのか、それともその辺りをウロウロしていて、巻き添えを食ってしまったあわれな魚なのかは分からない。

どちらにしても、釣りキチとしては、なんとなく得した気分にさせてくれる釣果である。ただ、ちょっぴり、後ろめたい気持ちもあることを、スレで釣られた魚の供養のために言っておきたい。ふふ。

2月 17, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 5日 (日)

おもしろ事典 「ハナクソ釣り」

Cimg6481ハナクソ釣りとは、ヘラブナ釣りで一時流行した「大バリ小エサ」の釣り方である。
「ハリ先のエサは、なんとしても小さいほうが、くい(食い)がいいと、そう像したヘラブナ釣り」

軸が太くてフトコロの広いハリ先に、ハナクソを丸めたほどのエサを付ける。仁丹粒くらいの大きさである。オレのハナクソを丸めたらパチンコ玉になる、という人は一度病院に行ったほうがいい。ふふ。

この方法だと、エサが上に向いていることと、エサの中心にハリ先がくること、またどんなエサでも付けられることで、小さいヘラブナでも釣れるというのが理屈である。

つづく・・・。

しかし、理屈どおりにならないのが釣りの常識である。釣りの場合、釣れた後に理屈が出来る。ただし、推理、屁理屈、独りよがりの域を出ないことが多い。

理屈が先にあって釣果が決まってしまうのであれば、釣りは面白くなくなる。釣り名人と呼ばれたことのない私は、特にこのことを強調しておきたい。

2月 5, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 1日 (水)

おもしろ事典 「数珠子(ずずご)釣り」

Haze2642数珠子釣りとは、環虫類を数珠のように束ねてエサにし、ハリを使わない釣り方のこと。「ずいぶんと、ずい(隋)喜の、ごちそうエサの釣り」

数珠子釣りには、ドバミミズをエサに使うウナギ釣りと、ゴカイをエサに使うハゼ釣りがある。

ウナギ狙いのほうは、江戸時代から昭和の初めにかけて東京湾で行われていたという。ミミズを木綿糸や麻糸に通して、いくつもの環を作る。それを竿の先につけて待ち、ウナギが食いに来て糸環にからんだところでそっと上げて、網ですくう。

一方ハゼ狙いは宮城県の松島湾での釣りで、ククシ釣りとも言われていて、有名である。方法は色々あるようだが、一例を紹介する。

つづく・・・。

木綿糸をゴカイ3匹から5匹を頭から尻に向けて通し、、それを長さ25センチほどのネックレス状の環にする。それを2個作り、束ねて一緒に撚りをかけた後、真ん中で折る。

すると親指ほどの太さになったゴカイロープができる。ハゼがこのご馳走に食いついた微妙なアタリで、そろりと上げる。

ハゼ釣りをしたことがある人には分かるが、ハゼはエサを食った後引っ張られると口を閉じる。だからハリが無くてもそのまま上がってくる。そしてハゼが気が付いたときには、既に釣られている。

しかし、数珠というのは神聖なものなのに、ミミズやゴカイなんぞで作っていいのだろうか。そしてそれを殺傷の道具にしてしまうと言うのだから、釣り人の罪は深い。

2月 1, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月18日 (水)

おもしろ事典 「アネリ釣り」

Tinu1430ls伊勢方面でのチヌの釣り方。ハリのチモトに0.5~1号のオモリを付け、4メートル前後の竿でエサを躍らせるようにあおって誘いをかける釣り。「あそんでいるチヌを、ねちっこく、リズムをつけて誘う釣り」

「竿をあおるところから、アネリ釣りと呼ばれるようになった」と、「チヌ必釣法」(岳洋社)に書いている。釣り方から想像すると、脈釣りの一種である。ただ、オモリをハリのチモトに直接付けることに特徴がある。

これだと竿の操作が、ハリの動きに直接伝わる。ハリスが長くてオモリがハリから遠くなればなるほど、オモリとハリの間で遊びができ、竿を動かせてもハリはすぐには動かない。この釣り方はオモリが比較的大きいので、アタリが出やすいはずである。

つづく・・・。

だが、このアネリ釣りは釣れなくなってきて、どんどんすたれつつあるという。

魚が賢くなったのか、それとも撒き餌中毒でどんな釣りでも撒き餌をしないときがすまなくなってしまった釣り人がアホなのか、それは分からない。

1月 18, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年1月11日 (水)

おもしろ事典 「並べ釣り」

Cimg7984並べ釣りとは、複数の竿を並べて、アタリを待つ釣り方。「なげ竿やフナ竿を、ら(羅)列して、ベタッと座り込んでの釣り」

カレイやアイナメ、ハゼを投げ釣りを狙うとき、私がよくしていたのはだいたい3本の竿を出す。だが、気分によって2本にしたり、4本にしたりする。

2本にするのは気分がもうひとつ乗らないで暇つぶし気分のとき、4本の竿を出すのは、気力が充実していて、何が何でも釣ってやるの気合がある時である。

自分がそうだから、他人が釣りをしているのを見ても、竿の本数でその釣り人の気分を推しはかる。そして4本の竿の人は避けて、2本の竿でゆったり気分でいそうな人に声をかける。そのほうが、気分のいい返事が返ってくることが多い。

つづく・・・。

声を掛けても、無言でいたり、ぶっきらぼうな返事が返ってきたときには、気分が悪くなる。声を掛けなきゃよかったと思う。ま、勝手にこっちが声を掛けたのだから、こっちが悪いのだが・・・。

たくさんの竿を、例えば5本以上の竿をただ場所取りのために出している人を見ることがあるが、これは気分十分というよりは、その人のあさましさを情報発信しているだけである。

釣り場は先着順が鉄則だが、ものには限度がある。これが分からないヤツは、会社でも出世しないし、商売もうまくいかないヤツである。ふふ。

1月 11, 2017 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 9日 (金)

おもしろ事典 「ジャンジャラ釣り」

Cimg7659ジャンジャラ釣りとは、船からのサビキ仕掛けの釣り。たくさんの擬餌バリが上へ下へと動く様子をジャンジャラで表現している。千葉県外房での昔の釣り。
「ジャンジャン掛けたいと、ジャラジャラ動かす釣り」

ジャンジャラのジャンは、「ジャーンとお出まし」のこと。ジャラは、「ジャラジャラしている」ジャラだという説明を読んだ。

そこで「ジャラジャラ」を辞書で引くと、「色っぽくいやらしく」という意味がある。要するに、ジャンジャラとは、「ジャーンとお出ましになって、、色気ぷんぷんでいやらしく」ということになる。

つづく・・・。

それにしても、色っぽくていやらしくヒラヒラさせられると、魚でなくったってカブリつきたくなる。魚にとっては、サビキをどんなしゃくり方をしたら色気がでるのか、さらなる探求が必要である。

ファファと単純なだけでは色気はないし、モロ出しよりチラリズムのほうが色気があると思うが、これには個人差が大いにある。

サビキ釣りで釣れないときは、色気が足りないのかもしれない。今度やるときは、精一杯自分のやり方で色気を出してやってみることをお勧めする。ただし、色気ヒラヒラで釣れてくるのがオスばっかりだとしても、当方は一切の責任をもてません。

12月 9, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年12月 3日 (土)

おもしろ事典 「バカ釣り」

Cimg4428バカ釣りとは、たくさん釣れること。「バカでも、バカバカ釣れて、バカらしくなる釣り」。

入れ食いになって、ムチャクチャに釣れることは、釣りバカの望みであり、夢である。釣りに出発するときはいつも、バカらしくなるくらい釣りたいと思う。しかし、夢が現実になって釣れすぎると、、本気でバカらしくなる。

平成15年に渦潮で有名な徳島県の鳴門海峡で、23センチ以上の良型メバルが、5人で400匹以上釣れた。その釣果を船の甲板にぶちまけたとき、「そこまで殺生せんでもええやろ」と、ちょっぴり自分を責めた。

つづく・・・。

仕掛けを入れさせすれば必ず釣れるとなると、最初こそ驚喜して釣りに没頭するが、期待していたよりも2倍、5倍、10倍と釣れるにつれ、釣りは楽しみから単なる作業になる。

エサを付け、仕掛けを放り込めばアタリがすぐにあり、向こう合わせで釣れる。そして、何も考えなくても釣れることは、退屈なことだと気が付く。そのうち、クーラーからあふれ出した魚をどう処分するかを考え始めると、絶望的になる。自暴自棄的にさえなる。

だから、たくさん釣りたいという釣りバカの夢は実現しないほうが幸せである・・・と、釣れない釣り師は負け惜しみをいうのが常である。

12月 3, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年11月25日 (金)

おもしろ事典「胴突き釣り」

Kawahagi0702仕掛けの一番下にオモリを付け、その上に枝バリを出す釣り方。カワハギ釣りに良く使う。胴付き釣りとも書くことがある。
「どんなにエサを取るのが、うまい魚でも、ツンとくれば、きれいに掛かる釣り」

胴突き釣りは、普通はウキを使わない。だが、磯でアイゴを釣るときは、ウキ釣りで胴突きにするといいときがある。一番下に2~5号のオモリを付けて、直径3センチくらいの大きなウキを使う。

アイゴはエサを取るのが上手なので、ウキは感度がいい小さいウキがいいような気がするが、これが反対である。経験からいうと、大きい玉ウキの方がゴボッと沈んで掛かる確率が高い。小さいウキだと、確かにアタリは良く出るが、スカばかりくらう。その理由は分からないが・・・。

つづく・・・。

「釣りの名人とは、釣れない時に、なぜ釣れないかの理由が的確に分かる人である」といわれる。そういう意味では、私は自分が釣れない理由がよく分かっている。ウデが悪いからである。釣れない理由が分かっているから名人のような気がするが、ウデが悪いという自己矛盾におちいっている。

まあ、釣り界にはゴマンといる自称釣り名人の「ヘタな名人」なのだと、自分では納得している。釣りキチは皆、名人なのである。そう思ってないと、とてもじゃないが寒風の中で釣りはやれない。

11月 25, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年11月20日 (日)

おもしろ事典 「しゃくり釣り」

Harisenbon7165しゃくり釣りとは文字通り、仕掛けをしゃくって、エサを躍らせるようにしての釣り。し、や、く、り、を使って説明すると「しっかりとか、やんわりとか、クイックイッと、リアルにエサを動かす釣り」。

魚は動くものに興味を示すもの、と釣り師は信じている。そこで「エサよ、動け」とばかりにやたらとしゃくることになる。釣り師がボヤーッとしていると、エサまでボーっとして、魚に目立たないと思うからである。

魚に目立つように仕掛けを動かせるということには説得力がある。しかし、あるとき船釣りに一緒にいったヤツのしゃくり方を見てびっくりした。

つづく・・・。

水深が10メートルそこそこの浅いところで、硬い竿で大きく、それも間断なくしゃくっている。エサは間違いなく2メートルも3メートルも、上に下にと大きく激しく動いているはずである。

これでは魚がエサに食いつこうにも食いつけない動きである。魚は珍しいサーカスでも見るように、エサの激しいダンスを見ているに違いない。

そう思ったが、私は何も言わなかった。全く非常識だと思われる釣り方でも、絶対に釣れないとは断言できないからである。むしろ意外な大物は非常識なときに釣れることが多いような気がする。

11月 20, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年11月14日 (月)

おもしろ事典 「帆掛け釣り」

Harisenbon7165帆掛け釣りとは、模型の帆掛け舟に仕掛けをつけて、流し釣りをする方法。ほ、か、け、で説明すると、「ほっといても、かぜ(風)が仕掛けを運ぶが、けい(経)験が大切な釣り」。

この釣り方は、関東の内海や霞ヶ浦で大正時代から行われていたという。対象魚はボラ、スズキが中心だが、食いついてくる魚は何でも釣れるわけで、チヌ、グレも釣れたらしい。

仕掛けは超特大で、ハリを40本から50本もつける。ま、延縄漁の変形とも言える。仕掛けは帆掛け舟が運んでくれるが、風の方向と強さがうまく合ってないとできない。そこで経験が大きくものをいう。

つづく・・・。

30センチから40センチの帆掛け舟は、ウキの役割も持っている。大きい魚が掛かると猛スピードで走り出すので分かるという。小さくて敏感なウキを使ってもなかなかハリに掛けるのが難しいのに、こんな大らかな釣り方で魚がドンドン釣れたらしい。

ま、釣りバカにもいろいろなタイプの人がいるように、魚にもあわて者、おっちょこちょい、エサをチクチク食べるのは面倒くさいと思う魚もいるに違いない。そう考えると、どんな釣り方だって許せるし、気分が楽になる。

11月 14, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月30日 (日)

おもしろ事典 「オトリ釣り」

Cimg9952オトリ釣りとはオトリの魚を使う釣りのこと。アユの友釣りもオトリ釣りの一種である。「泳がせた魚を、とも(友)だちと思わせるという、り(理)屈がある釣り」。

友釣りのようなユニークな釣り方は日本にしかないと思っていたら、ロシアにも面白い釣り方があるらしい。森秀人さんの「男の釣り」(立風書房)に書いているのが、このオトリ釣りである。

ロシアのオトリ釣りは、オトリの使い方が日本の友釣りと全く違う。まず、活きたエサとなる小魚をハリに掛けて泳がせておく。その近くに、狙う魚と同じパイクの生きたのを用意し、それを糸に付けて自由に泳がせる。

つづく・・・。

すると、野生のパイクが、オトリのパイクを見て「おう、仲間がいるぞ」と安心して寄ってくる。すると、近くにエサの小魚が泳いでいるので、パクリと食いつくという算段である。

糸をつけられたオトリのパイクが、仲間を安心させるほど悠然と泳ぐか疑問があるが、まあ、発想としては尊敬に値する。そこで私も閃いた。

水槽に飼っているグレを訓練して、ハリのエサにわざと食いついて平然としておれるようにする。そしてそのグレを磯に持っていき、釣り場で実演させるというのはどうだろうか。

10月 30, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 9日 (日)

おもしろ事典 「ジョカ釣り」

Ycimg4161ジョカという鹿児島県で使われている陶器製品を使ってする水中釣り。
「じょう談かと思うほど、カッ、カッ、カッ、と笑える釣り」

20年以上前に、テレビでやっているのを観て、あわててメモを取った。そしてそのユーモラスな釣り方に何度も笑ってしまった。

鹿児島県との酒といえば焼酎である。この焼酎を入れる土瓶のような形をしたジョカというのを使う。このジョカの注ぎ口からハリスとなる細いロープを通し、上の口から出す。

注ぎ口にハリがくるようにして、そのハリに大きなイセエビの剥き身を付ける。上の口から出したロープに針金を結ぶ。ここまでが準備。ユニークなのは、ここからである。

つづく・・・。

この仕掛けを持って海中に潜る。仕掛けを海底にセットしたら、近くの岩を石で数回たたいてから海上の船に戻る。すると、好奇心の強いイジダイやフエフキダイが岩を叩く音を聞いて寄ってくると、うまそうなイセエビがある。それをガブリと食いつくハリに掛かるという算段である。

さて、ジョカの役割は何かと言うと、ハリに掛ったイシダイやフエフキダイが逃げる時にジョカが周りの岩にぶつかって音を出すので、逃げる方向が分かるという。私が観たテレビでは、確かにジョカが岩に当たってコンコンと音がしていた。

10月 9, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年10月 3日 (月)

おもしろ釣り事典 「ハタキ釣り」

Tinu0862船に立って、岸壁に打ちつける波の中に、仕掛けを振り込むチヌ釣りの方法。は、た、き、で説明すると、「ハラハラしながら船に立ち、たたき込んだしかけで、きっちりと掛けたいチヌ釣り」。

この釣り方は、幸田露伴の「幻談」に出てくる。幻談にはチヌ釣りの方法がいくつか書かれていて、このハタキ釣りは明治の末ごろに行われていた釣り方として紹介されている。

明治の末だから、多分小さな釣り小船に違いなく、その上に立って竿を振るのだから大変な重労働であった、と書いている。特にチヌがよく釣れるのは、南風が強く吹いて波が白泡をたてているときがいいとあるので、そこに立って竿を振るのは容易ではなかったと思う。

つづく・・・。

釣りバカは、危険度と釣果は比例すると思いがちである。これだけ危険をおかしているのだから、よく釣れるに違いないと思う。危険なところには釣り人が少ない。釣り人が少ないとウブな魚がウヨウヨいる。

だがこれは、すごい美人だと男性が敬遠して近づかない、男性が近づかないからオレでもなんとかなる、と思うのと同じで、あさはか。

釣り人が少ない釣り場は危険だからじゃなくて、魚が釣れないからかも知れない。特に最近のように世知辛い世の中では、釣れるのであれば少々の危険な場所でもたくさんの釣り人がウロウロしている。

10月 3, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月30日 (金)

おもしろ事典「パイプ釣り」

Scimg7437パイプ釣りとは、道糸に一定間隔で目印として、色付きのパイプを付けて、その動きでアタリをとる釣り方。
「パクッと落ちてくるエサを、いきおいよく食いつくのはいいが、プッツンは避けたい釣り」。

道糸にパイプを付けずに、道糸だけの動きでアタリをとるのは、横浜の野島釣りである。このパイプ釣りは、パイプを付けることでアタリが見やすくなっている。

この釣りの楽しさは、パイプの動きを正確に読み取ることの難しさにあるといわれている。

つづく・・・。

難しい釣りであればあるほど、ウデで釣果に差が出る。そこに楽しさが生まれる。ヘラブナ釣り師が釣り界で特異な集団を形成しているのも、釣技の難しさにあると思う。

だが、私は楽をして釣果だけはガッチリ得たい。だからだれにでも簡単に釣れるアジ、ハゼ、ネズッポの釣りが好きである。この魚が釣れ出したと聞くと、ウズウズする。

チヌ釣りは味がよくないわりには釣果が伴わないので面倒くさいと思ってしまう。釣り団体での大物申請ができる50センチ以上のチヌでないと狙う気がしない。贅沢でしょ。

9月 30, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月21日 (水)

おもしろ事典 「スルスル釣り」

Cimg7976スルスル釣りとは、主にチヌの釣り方の一つ。中通しのオモリで仕掛けを投げ込んでおいて、道糸をある程度リールからほどいて待つ。オモリをまったく付けないときもある。
チヌがエサをくわえて走り出すと道糸がスルスルと出て行くので、それから合わせる。

スル、スルの言葉を使った説明すると、「するどい合わせ、すると掛かるはずの釣り」

このスルスル釣りをするのはたいてい夜だから道糸がスルスルと出ていてもよく分からない。どんどんアタリがあるわけではないので、ジーッと見ているのも疲れる。

そこでたいていは、たるませた道糸を空き缶に巻いておき、アタリがあると空き缶が転がって魚がきていることが分かるようにすることが多いという。

つづく・・・。

数多い釣りの中でも、ズボラな釣りが可能である。仕掛けを放り込んだ後は、空き缶がカンカラカンというまで、車の中でラジオを聞いていようが、インスタントラーメンをすすっていようが、恋人とイチャイチャしていようが、釣りができるのがいい。

そう考えているとしたら、この釣りの本当の面白さは分からない。糸がスルスルと海に向かって出て行く瞬間を確認して、胸がドキドするのがこの釣りの醍醐味である。

9月 21, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月14日 (水)

おもしろ事典 「ドブ釣り」

Z62410627_o1ドブ釣りとは毛バリを使った釣りのこと。ドブはトロ場や渕のこと。ど、ぶ、で表すと「どの毛バリを、ぶら下げようかと迷う釣り」

あみだ、青ライオン、赤熊、五郎、血丸、清姫、二葉、渦巻き、金虎・・・。これらは全て、毛バリの名前である。毛バリの種類は、なんと数千もあるといわれている。一日に10種の毛バリを使って毎日釣りをしたとしても、一年間は同じものを使わなくてもできる。

釣りキチの迷いの結果、あーじゃない、こうじゃないと試行錯誤して、これだけ多くの種類の毛バリが産み出され、その結果、釣りキチはその選択でさらに迷うことになる。

つづく・・・。

兵庫県の播州毛バリは有名で、経済産業大臣から伝統的工芸品に指定されている。この指定を受けるには厳しい条件がある。例えば、製品に芸術要素がある、生活に密着したものである、江戸時代から続く伝統のある技術である、などの条件がある。

ということは、播州毛バリで釣りをするということは、日本国政府が認定した芸術品、それも江戸時代から続く芸術品で釣るということになる。

かといって、それを使う釣り師が芸術家になれるわけではない。また、芸術的にすぐれていると認定した毛バリほどよく釣れるかというと、そんなことはない。釣り師は芸術家というよりも、いつも迷術家になるのが精一杯である。

9月 14, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月 5日 (月)

おもしろ事典「殿様釣り」

Ycimg4103大名釣りと同義語で、贅沢な釣りのこと。と、の、さ、ま、の字で説明すると、「とっても、のんびり気分で、さおを出してエサ付けは、まかせっきりの釣り」となる。

本来は江戸時代に殿様がしていた釣りのことを言うが、現在では単純に贅沢な釣りのことをいう。それも、自分のお金や労力を使わないでする釣りに使うことが多い。

だが、贅沢というのは、時代とともに変化する。私の家には、もちろん冷蔵庫やクーラーがあって、ある意味では昔の殿様以上の生活をしている。

つづく・・・。

江戸時代はいくら殿様といえども真夏は暑くてどうしようもない日があったに違いないが、私はクーラーの効いた部屋に逃げ込める。といっても、贅沢をしているという感覚はない。

それにお金の価値だって、人によって違う。私であれば、運転手付きの高級車で迎えに来てくれて、エサ代まで出してくれる人がいたら、それだけで十分に殿様釣りの気分が味わえる。

しかし、それでも釣果が相手よりも少なければ気分はよくない。殿様気分になれない。殿様はわがままなんだから・・・。

9月 5, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月28日 (日)

おもしろ事典「かぶせ釣り」

Cimg1402かぶせ釣りは広島県で行われているチヌの釣り方。か、ぶ、せ、を使って説明をすると「カキ(牡蠣)の身エサを、ぶっこんで、せっせと忙しい釣り」となる。

広島県の特産品と言えば、まず牡蠣である。広島県の湾には牡蠣養殖のイカダが多くあり。このイカダに船を掛けて、牡蠣の身をエサにする。

牡蠣の身は柔らかいのでエサトリに取られやすい。そこでどうしたらエサトリにやられないかを考えた。その方法がこのかぶせ釣りである。

つづく・・・。

まず、牡蠣の殻の一方をはずして、殻に付いている身にハリを通す。そして、その上にはずしていた殻をかぶせ、ハリスをグルグル巻いてから海中に落とす。はずした殻をかぶせるのでハリスが解けるまでは、エサトリにやられない。

釣りは地方でさまざまな釣り方が発達している。だからおもしろい。どこか一箇所に集まって、各地の特産品を持ち寄り「特産品によるチヌ釣り大会」というのはどうだろうか。

仙台のホヤ、名古屋のういろう、岡山のママカリ、山口県の夏みかん、香川県の讃岐うどん。どれをチヌが最も好きか、を競う。

そんな暇があったら、早よウデをみがけ・・・と。ごもっともです。

8月 28, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月20日 (土)

おもしろ事典「飛ばし縄釣り」

Cimg0919沖縄での釣り。風船に仕掛けを付けて、10月ごろから吹く北の季節風に乗せて飛ばす。そして、沖のさんご礁のリーフにできるサラシを狙う。
と、ば、し、な、わ、の文字で説明すると、「とんでもない、ばしょ(場所)では、しかけ(仕掛け)が、投げられず、笑えない釣り」。

対象となる魚はダツ、ハタ、ベラなど、さんご礁にいるもの。道糸はナイロン糸ではなくて、軽いポリエステル系の網糸や麻糸など、風で飛ばしやすいものを使うという。

この釣り方は極めて地域色が強い。テレビの普及でなんでもかんでも全国同じの傾向が進んでいるが、せめて釣りだけは地域色を保って欲しいと思う。

つづく・・・。

この釣り方が現在でも行われているのか、ネットで検索するとどうも行われているらしい。風船の赤、黄、青色はさんご礁の澄み切ったコバルトブルーによくマッチしていると思う。

私がいる瀬戸内海で試してみることも考えたが、すぐにできないと考え直した。ウジウジと寄ってくる見物人や、横目でバカにするであろう釣り人などを想像すると、やってみる勇気がポキンと折れた。

8月 20, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月12日 (金)

おもしろ事典「チョクリ釣り」

Xcimg2252和歌山県有田市の初島方面で行われているアジ、サバの釣り方である。ビニールの房のような独特の擬餌バリ10本を胴突きにして釣る。
「チョンチョン、クリックリッとしゃくる釣り」

アジやサバを釣るのに、この地方独特の釣り方をしないと釣れないかというと、そんなことはないと思う。

しかし、「郷にいっては郷に従え」のことわざは、釣りの鉄則である。自分だけがチョクリ釣りのヒラヒラビニールの疑似バリが嫌だと、普通のアジ用擬餌バリを使うと、釣れても釣れなくても悲惨な目にあう。

つづく・・・。

釣れないときは「ど素人がいるわ。そんな仕掛けで釣れるもんか」と、地元釣り師の尊厳を掛けてバカにされる。かといって、普通の擬餌針でジャカスカ釣れたとしても、尊敬されることはない。反感を買うだけである。

まあ、何千人の阿波踊りの列に入って、一人だけ「風の盆恋」を踊っているようなもので、いくら上手に踊ったとしても、いくら頑張ってアピールしたとしても、周りから疎外感を感じるだけである。

8月 12, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月 8日 (月)

おもしろ事典 「トバセ釣り」

Wcimg4164トバセ釣りとは、生きた昆虫を水面で跳ねさせて釣る方法。ト、バ、セの文字を使って説明すると、「とことん、バシャバシャと水面で、セミを躍(おど)らせる釣り」となる。

関東地方の山上湖の湖畔には、6月中旬から7月にかけて小さなセミがたくさんいる。1匹でも水面に落ちると、野ゴイなどがパクリと食べてしまう。

これを利用して、セミを水面で飛ばせてエサにすることを思いついて、この釣り方が生まれたらしい。なお、写真のセミは我が家の庭で撮ったものです。

つづく・・・。

この釣り方は複数の釣り本に書かれているので、相当一般的なのかなと思うが、確かめようがないので、詳しいことは分からない。

さて、よくよく考えてみると、釣りキチは何でもエサにしてしまう。ゴカイなどの環虫類や、渓流で使う昆虫類は当たり前。肉、野菜、果物、穀物もエサにする。木や金属、プラスチックからゴム製品までがエサの代用品として使われている。

エサとして試していないのは人間の肉くらい。釣りキチの恨みだけは買わないほうがいいようだ。鮫のエサに試されないとも限らない。特に新しい釣り方や、道具の改造に凝っている釣りキチが、新しいエサを探し始めたら危険である。

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2016年7月20日 (水)

おもしろ事典 「モガリ釣り」

Cimg0059瀬戸内海でおこなわれている大きいタイ釣りの方法。魚の皮で作ったハゴという疑似餌を胴突き仕掛けで釣る。モ、ガ、リ、の文字を使って説明すると、「もう烈に大きいタイを、ガッシリと掛けたいが、リツ(率)はよくない釣り」。

モガリ釣りは、単に胴突き仕掛けの釣りを指す場合もあるようだが、ここでは瀬戸内海の大ダイ釣りに限って紹介したい。

瀬戸内海では春にイカナゴをタイやスズキが貪り食う。このモガリ釣りはイカナゴを網ですくい、枝バリの先端につける。その他の数本の枝バリには、ハゴと呼ばれる大きな魚の皮の疑似餌をつける。

つづく・・・。

魚の皮を使う疑似餌釣りは、アジ、サバなど中・小物釣りでよく使われるが、このモガリ釣りで狙うのは大きなマダイである。

釣りバカは、タイという高級魚を疑似餌で狙うのは、何となく罪悪感がある。高級な魚には高価なエサを使わないといけない気がする。最近流行りのタイラバはタイに対して失礼なのだ。ふふ。

7月 20, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月15日 (金)

おもしろ事典 「クモの巣釣り」

Cimg4988クモの巣釣りとは、文字通り昆虫のクモの巣をつかって、ダツという魚を釣る方法。ただ、日本ではなくてソロモン諸島で行われている。

「くるくると、ものすごく、のうこう(濃厚)な、巣を使う釣り」

この釣りはハリを使わないのが特徴。その釣り方は独特である。

クモの巣をまるめて、風に乗せて海面をファファと流す。海面近くでえさを探しているダツは、これをエサと思って食いつくと、クモの巣がダツの長いくちばしに絡んで暴れても解けずに釣れてしまう。

つづく・・・。

こんな方法でダツが釣れるはずがないと思うかもしれないが、私はちゃんとこの目で見たからウソじゃない。見たといっても、ソロモン諸島に行って見てくるほどの暇はあったとしても金がないから、テレビで観ただけであるが・・・。

テレビでは1メートル級のダツが釣れていた。クモといっても、南方にいるけばけばしい色をしたごっついヤツだから、糸も日本のクモに比べて強いのだと思う。

世界にはいろんな釣り方があると思うが、発想のユニークさでは、日本のアユの友釣りと並んでトップレベルの釣り方だと思う。

7月 15, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月10日 (日)

おもしろ事典 「ドンドン釣り」

Gcimg3945播磨灘で行われていたカレイ釣り。大きなオモリで海底をドンドンとたたいて濁りを起こしてカレイを寄せる。

「どでかいオモリをドンドンと、どんちゃん騒ぎで底をたたき、どん重なカレイがエサにどん欲になって、ドンドン釣りたい釣り」

オモリから十文字に出た太い針金に短いハリスを付ける。オモリは50号から80号と重いので、腕が痛くなるほどの重労働の釣りになる。

重いオモリを使わないと効果的な濁りが起きないので、この労働は仕方がない。

つづく・・・。

ドンドンとするたびに、周りにウヨウヨいるカレイがジワジワと寄ってきている、と信じていないと、とてもじゃないがやってられない。

釣りキチは、釣りの楽しみは結果だけじゃない、釣っていること自体が楽しいのだと信じている。しかし、このドンドン釣りは、結果がよくないと努力がバカらしくなる。

まあ、パチンコみたいなもので、結果が達成感に大きく影響する。そこんところがマラソンのように結果いかんにかかわらず走った達成感があるのとは違う。

7月 10, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月 7日 (木)

おもしろ事典 「どんぶり釣り」

Cimg5721「どんぶり釣り」とは、千葉県外房でのマダイ釣り。龍頭(りゅうず)と呼ぶ1キロ半ほどのナマリの塊を使う。これを海面にたたきつけてマダイを寄せる。

どん、ぶ、り、の言葉を使って説明すると「どーん、ぶーんと、りゅうずを海にぶちこむ釣り」。

この釣りは、紀州の職漁師が昭和の初期に千葉県に移住したときに持ち込んだといわれている。タイ釣りには非常に大きな効果を発揮すると言う。

つづく・・・。

まず第一に、龍頭をたたきつけることで海面近くに泡ができ、これがイワシの群れに見える。そして、第二に龍頭には小さな穴が繰りぬいていて、打ち込むたびにここからヒューヒューと音が出て、これがカツオやブリがイワシを追いかけている疾走音に聞こえると言う。

なぜ釣れるのかという説明には、科学的で説得性がある。そうかそうか、泡がイワシに見えて、音が疾走かあと感心する。しかし、説得性があればあるほどうまくいかなかった時には、わびしさが増す。

釣りはパンツみたいなもので、説明よりも感性が自分と合うかどうかで、気分がグッと変わる。ごちゃごちゃという説明は不要で、釣れるか釣れないかは、単なる結果論と思いたい。

7月 7, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年7月 2日 (土)

おもしろ事典 「チョウチン釣り」

Cimg1773チョウチン釣りとは、竿先から仕掛けを短く垂らしてする脈釣りの一種。竿は水平に保つ。釣っている姿がチョウチンを持っている格好に似ているので、この名前が付いている。

「チョウ(釣)果は、チン(陳)腐なことが多い釣り」

渓流などで、木の枝が流れを覆っていて、仕掛けをまともに振り込めないところで行う。また、水藻が多くてソロッと藻の合間に仕掛けを垂らすときにもこの釣り方をする。

つづく・・・。

最近はチョウチンといっても、屋台やラーメン屋などの軒下にぶら下がっているのしか見られなくなっている。だからチョウチン釣りという言葉もそのうちなくなっていくのかもしれない。

そこでチョウチン釣りにかえて、現代の人にも分かる言葉がないものかと考えた。昔から、ヒラメキが出やすい場所として「カワヤ(トイレ)の中、馬の上、枕の上」といわれている。ヒラメキはボヤーッとしているときがいいらしい。

そこで私も朝のトイレ、ドライブ中、フトンにもぐりこんでからと、ボヤーッとする時にチョウチンに代わる言葉考え続けた。だが、一向にヒラメキがなかったのは、もともと私の頭がボヤーッとしていているので、これ以上にボヤーッとできないらしい。

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2016年6月17日 (金)

おもしろ事典「カッタクリ釣り」

Oitukam1439sカッタクリとは、鉛製の和製ルアーである。このカッタクリをつけた糸をたぐるところから、カッタクリ釣りという。かっ、た、く、りの文字を使って説明すると、「カッと、たぐれば、く(苦)もなく、漁師になる釣り」

カッタクリには、丸型、舟型、魚型と、いろいろある。どの型も沈む時に小魚のような動きをするように作られている。スズキやマダイが対象。

最近すっかり定着したルアーのスプーンは、西洋の川で落としたスプーンにマスが飛びつくのを見て作られたことはよく知られている。一方、このカッタクリは、日本の漁師が煙管を海に落としたのに魚が飛びつくのを見て、考えられたという。

つづく・・・。

洋の東西を問わず、釣り人の魚に対する発想は共通していておもしろい。暇な人がいれば、なんでもかんでも家にあるものを磯にもっていって、一つずつ放り込んで試してみたらいい。

多分、何一つ効果のあるのを見つけるのは難しいと思うが、万が一魚が飛びついてくるのを発見したら、それで特許をとって一財産を築けばいい。しかし、後のことを考えると、奥さんの指輪やネックレスがキラキラしているのでいいかもと思っても、これは止めた方がいいと思う。

6月 17, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月 7日 (火)

おもしろ事典「おぐり釣り」

Cimg1255船からのフグの引っ掛け釣り。「繰(く)る」が語源のようである。お、ぐ、り、の文字を使って説明すると、「おもむろに、ぐっと手繰る、りこうなフグ釣り」となる。

瀬戸内海で数十年前から行われている釣り方で、一般的なあわせ釣りに比べて10倍以上の釣果があるという。

仕掛けと釣り方は次の通り。まず、エサにするサバを切り身にしてハリにつけ、その7~8センチ下に7号糸の撚り糸で、3本バリの掛けバリをつける。撚り糸にすることで、仕掛けを引っ張った時に掛けバリが回転してフグが掛かる率が飛躍的にアップするという。

つづく・・・。

釣り方にも工夫がある。船から仕掛けをどんどん流して一旦底に着ける。そして少し手繰ってから、5秒から7秒後に空合わせをする。フグが掛からないときは、再度仕掛けが底に着くまで糸を出す。

これを繰り返すので、フグが掛からないときは仕掛けはどんどん遠くまで流れて行く。

この釣り方は、フグが掛けバリに掛かったとき、それまで食べていたエサを吐き出すので、それが撒き餌になって、フグがどんどん集まってきて、入れ食いが続くという。これは実際にやっている人が海の中を見てきたように言ってました。ふふ。

6月 7, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月26日 (木)

おもしろ事典「バケ釣り」

Cimg3322s北海道のマス釣りで、バケというオモリを使う釣り。バケは元来、「化け」の意味で、疑似餌を指すが、北海道では集魚板を兼ねたオモリのことをいう。

バ、ケ、の文字を使って説明すると、「バシッとしばれる冬の北海道で、けいけんがものをいう釣り」

北海道で発行されている釣り雑誌を見ると、バケにも色々あることが分かる。ナイフの形をしたナマリが主のようだが、ステンレス製もある。

それに貝や動物の角を貼ってキラキラと光るようにしたものがあれば、鏡を貼って光るようにした製品もある。カワハギの集魚板にも同じようなものがあるが、マスも鏡に映った自分を見てうっとりするのだろうか。

つづく・・・。

このバケを仕掛けの一番下に付けて、その上に枝バリを5~6本つけるのが一般的なようである。所が変われば魚が変わる。魚が変わればその地域独特の釣り方が発展する。

昔、1月に北海道に行ったとき、雪の多さと、それを自然に受け止めて生活している人を見て、正直なところびっくりした。四国ではちょっとでも雪が降ると地元新聞にデカデカと載る。

雪がどっさりと積もって猛吹雪に思える天気の中で釣りをしている北海道の釣り雑誌のグラビアを見ると、敬服します。

5月 26, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月15日 (日)

おもしろ事典「数釣り」

Scimg0564数多く釣ることを狙う釣り。か、ず、の文字で説明すると、「かん単に、ずーっと釣り続いたときの釣り」

ハゼ、キス、アジ、サバは、数を狙いやすい。しかし、狙いやすいということと、結果が数釣りになるということは、必ずしも一致しない。必ず数多く釣れるのでは意外性がなくてすぐに飽きてしまいます。

釣りキチは大雑把にいうと、数釣り派と大物釣り派に分かれる。そのどちらになるかはもちろんその人の性格に大きく左右されるが、実はもっと別の要因がある。

つづく・・・。

それは、家族が魚好きかどうか。これが釣り人に数釣り派になるか、大物釣り派になるかに大きく影響する。

家族が魚好きでなかったら、毎日魚攻めにあう家族から文句ばかり出てくるし、バカらしくて数をたくさん釣ろうという意欲がなくなる。特に数釣りの対象は小物が多く、食べにくい小物は家族からの批判が大きくなる。

そこでそういう人は大物釣り派にならざるをえなくなる。数を狙えるアンタは家族に感謝しないといけない。

5月 15, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月10日 (火)

おもしろ事典「上物釣り」

Vcimg7361「上物釣り」とは、磯釣りでグレ、イサキ、アイゴなどを狙う釣りのこと。イシダイなどを狙う「底物釣り」との対比語として使うことが多い。

う、わ、も、の、の文字で表すとしたら、「ウキ仕掛けで、ワライを狙うが、もうちょっと、のんびりやりたいと思う釣り」ということになります。

アゲモノ釣りではない。ウエモノ釣りでもない。ウワモノ釣りという。読んで字のごとく、中層よりも上にいることが多い魚を対象とする。かと、いって底にいる魚も釣れることがある。

つづく・・・。

上物釣りでイシダイだって釣れる。イシダイだってオキアミは大好きのようで、グレを釣っていてイシダイが釣れることもそんなに珍しいことではない。

底物釣り師が釣ったものよりも大きいイシダイを上物釣り師が釣ってくると、底物釣り師はたいてい知らん振りをする。底物釣り師たちの恨めしそうな顔と、上物釣り師たちの大いに納得した顔が対照的である。

5月 10, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年5月 2日 (月)

おもしろ事典「河口釣り」

Pcimg3637河口での釣り。か、こ、う、の文字で説明すると、「かわ(川)と海の、こう(交)差点で、うみ(海)の魚を狙う釣り」

毎年、秋になるとハゼ釣りが楽しみである。潮が引くと陸になってしまう河口に、満ち潮とともにハゼがぞろぞろと上がってくる。イナ、フグ、小チヌも見える。河口の浅瀬が小魚をはぐくんでいる。

ただ、豪雨の後に河口に行くと、様相が一変している。穏やかな流れが、土手の堤防ぎりぎりまで茶色の濁流となっていて、恐怖を覚えるほど。

つづく・・・。

高知県四万十川の河口で、チヌ釣りをしたことがある。水位はそれほど高くなかったが、前日の大雨のせいで、流れは「日本最後の清流」から、「ビル建設現場の溜まり排水」のようになっている。

自然現象としては当然のことだが、海水なのに、キンギョ藻がふわふわと流れてきて、しばらくするとアメンボーがスイスイと泳いでいき、その後を食用ガエルの大きなオタマジャクシがよろよろと流されていくのを見て、ここでの釣りをギブアップした。

5月 2, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月30日 (水)

おもしろ事典「コマセ釣り」

Hcimg4015「コマセ釣り」とは、撒き餌をしながらする釣り。こ、ま、せの文字を使った説明だと、「ここに寄って来いと、まきエサを、せっせとする釣り」。

磯釣りは撒き餌をすることが当たり前になっている。撒き餌は狙う魚を集めたり、食い気を起こしたりするのが目的のはずなのに、たいていはエサトリを集めるために撒き餌をしていることが多い。

一つの地域の磯場で100人以上の釣り人が来ることも多い。とすると、一人5キロの撒き餌を使うとしたら、全員で500キロを1日で撒くことになる。

つづく・・・。

その撒き餌のほとんどをエサトリが喜んで食べている。釣り人全員でエサトリを養殖しているようなものである。

そうだとすると、スズメダイ、ネンブツダイ、ササノハベラなどの「エサトリをおいしく食べる料理法」を早急に研究して、釣り人に知らせる必要がある。

3月 30, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月21日 (月)

おもしろ事典 「五目釣り」

Cimg1757「五目釣り」とは、釣れる魚はなんでも釣ってしまうという、あさましく、かつ一般的な釣り。ご、も、くの言葉を使う説明だと、「ゴンズイ、モンガラハギ、クサフグと、なんでもありの釣り」

釣り大会では、最長寸を競うことが多いが、釣った魚の種類数を競う大会があってもいいのではないかと思う。しかし、そういう大会を聞いたことがない。

大きい魚が釣れるかどうかは、ま、ウデもあるがウンのほうが大きいと思う。それに比べたら、魚種をたくさん釣ることのほうが、多様な知識が必要である。

つづく・・・。

本屋で釣り雑誌がスポーツコーナーあったり、屋外レジャーコーナーにあったりして決まっていないのは、実力と結果の相関度が低いからではないだろうか。

相関度が高ければスポーツになるはず。多くの魚種を釣るのは実力との相関度が高いことが証明されたら、釣りがオリンピック種目になることが夢でなくなる。この考え、どんなもんだろうか。

3月 21, 2016 オモシロ用語解説 | | コメント (0) | トラックバック (0)