グレ40センチの価値
高知県四万十市の県道に架かる「四万十大橋」の欄干に魚レリーフがあった。日本最後の清流にいるアユである。造形だけでも、なんとなく大きくて立派なアユに感じた。橋のレリーフにしては珍しい色付きのアユである。
その橋を渡り終えると、県道沿いに道の駅「JA高知はた 中村南部」と見えたので、寄ってみた。というのは、私が釣りに出る前日に女房から、「高知県で何かかんきつ類があったら買ってきて」と頼まれていたから。小夏がたくさん入って1000円を買ったついでに、鮮魚部門を覗いてみた。
アジが50円。安いが高松市のスーパーでもこれぐらいの値段のときがたまにあるのでびっくりはしない。
でもその横にあったグレの値段を見てたじろいた。40センチのグレが200円。
40センチのグレはそう簡単には釣れない。高い渡船料を払い、高い撒き餌バンバン撒いて、釣り人は並々ならぬ努力をしてやっと釣れる魚である。それがたったの200円かい。その近くにあった1キロ級のアオリイカも1ぱいが1000円。釣り師泣かせの道の駅である。
12月 18, 2020 陸に上がった魚 橋、トンネル、道路に魚 | Permalink
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